手のひらの湿りがとれないのはストレスが原因?病気?治す方法は?

手汗

てのひらに大量に汗をかく症状を「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」と呼び、緊張した時や平常時でもあせをかくため、日常生活に支障が出てしまいます。

 

「もしかすると、自分は手掌多汗症かも・・・」と悩んでいる人にとって、何故、こんなにも手汗が出るのか原因が知りたいと思うことでしょう。

手掌多汗症は25歳までに発症しますが、平均的に10代のうちに症状に気付くことが多いです。

また、左右どちらかだけということはなく、両方の手で汗が出るのが特徴。

 

手汗が過剰に出てしまう理由について、その原因を解説します。



手汗が止まらない理由は交感神経の活動にある

そもそも、体から汗が出るのは交感神経という名前の神経が関係していて、多汗症ではない人でも緊張したり興奮した時に手汗をかきやすくなります。

これは交感神経が活発に反応しているからです。

 

汗をかきやすい、あまりかかないという違いは人それぞれで体質によります。

 

しかし、日常生活に苦痛を感じるほど手汗が出る人は手掌多汗症の疑いがあるのですが、医学的には手掌多汗症の原因は交感神経が異常に活動していることだと考えられています。

 

交感神経の活動が活発になるのは、暑い時や興奮したとき、緊張したときなどです。

例えば、野生の動物が天敵と対峙した時には交感神経が活発になり、心拍数が上がったり、瞳孔が開いたりします。

 

逆に就寝中などリラックスしている時は交感神経の活動が低くなって、副交感神経が優位になっているのです。

 

 

手汗が止まらない理由として、交感神経が活発になっていると考えた場合、なぜ交感神経が活発になっているのか?ということを考えないといけません。

 

交感神経が過活動してしまう理由

交感神経というのは自律神経の1つです。

 

自律神経には交感神経と副交感神経があるのですが、体中全身に張り巡らされており、生命活動をコントロールするとても重要な神経になります。

もしも、自律神経がまったく機能しなければ血圧、脈拍、体温調節、排せつ、睡眠、呼吸など生命維持に必要な機能が全て失われると考えてください。

 

そのように想像するだけで、「死」というものを感じるのではないでしょうか。

実際、自律神経が完全に機能しなくなると、私たちは死んでしまいます。

 

自律神経の機能が不安定になる病気を自律神経失調症と呼びますが、生活習慣の急激な変化や仕事や受験など精神的不安やストレスが原因で起こることがあります。

受験生に多く発症しますし、社会人でも大役を任されたプレッシャーから体調を崩す人がいるのも、この自律神経失調症が原因であったりします。

 

自律神経失調症で現れる症状の1つに、多汗が考えられます。

というのも、汗をかくという生理現象は自律神経の1つである交感神経によってコントロールされているからですね。

なので、ここ最近になって手汗がひどいという人は、自律神経失調症の可能性を疑ってみてもよいかもしれません。

 

少し前や今現在、ストレスのかかることがありませんでしたか?

思い当たることがあれば、ストレスの緩和が第一の治療です。

抗不安薬などの薬物療法もありますが、リラクゼーションや休暇をとるなどの気分転換も手汗を抑える効果があります。

 

しかし、10代の頃から手汗がひどいという場合は、手に作用している交感神経が何らかの理由で過剰反応していると考えられます。

残念ながら、手だけで交感神経が過剰反応する理由についてはまだ解明されていません。

 

ですが、交感神経の活動を抑制させることで手汗が出にくくする治療法はあります。

手掌多汗症の治療法

胸部交感神経節切除術が最終手段の治療法になります。

医療機関でしか治療を受けることができませんが、医者に手掌多汗症であると診断された場合は手術対象になります。

 

わきの下ほどから、内視鏡を使って交感神経を遮断する手術になり、手術痕もほとんど目立つことはありません。

保険適用できるのですが、手術にはリスクもありますのでよく理解してから受けるようにしてくださいね。

 

手術の他、イオントフォレーシスクロルヒドロキシアルミニウムのように手のひらの汗腺を物理的に塞いで汗を出さなくする方法は簡単に使えて手術よりも安全です。

 

手汗がでてくる理由のまとめ

手汗をコントロールしているのは、自律神経の1つである交感神経です。

この交感神経が過剰反応してしまうことが、手掌多汗症の原因なのですが、交感神経が過剰反応する理由は様々。

 

人によっては、ストレスが原因であったり、不規則な生活が原因であったり、原因がわからないけれども過剰反応してしまっている先天性のものであったりする。

一時的に手汗がひどくなってきたという場合は、ストレスが原因であることが考えられるが、子供の頃から手汗で悩んでいるという人は原因がはっきりとしないこともある。

 

医療機関で診察してもらっても、結局、理由はわからないけれども交感神経の過剰反応だろうと言われるのがオチです。

 

治療法には対処療法と外科手術の2通りがあるが、本気で悩んでいるのであれば外科手術を検討してみることを医者に相談するべきでしょう。

いずれにせよ、まずは手汗の原因について考えてみてください。

 

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