耳垢が湿っているタイプの人は多汗症の確率が高い理由

耳垢 わきが・汗の情報

耳垢が湿っていると多汗症・ワキガの可能性があるということを聞いたことがあるのではないでしょうか。

耳垢の湿り具合によって、多汗症であるかどうかを判定するのは難しいのですが、確かに耳垢のタイプと多汗症・ワキガにはある程度関係があります。

 

ここでは、耳垢のタイプと多汗症・ワキガの関係について紹介します。



耳垢が湿っていると多汗症の確率が高くなる理由

多汗症

耳垢には2種類のタイプがあり、「カサカサ」の乾型と「ベタベタ」の湿型に別れます。

 

この違いは、わずかな遺伝子の違いによるものですが、日本人のほとんど(8割くらい)はカサカサの乾型であるとされます。

 

残り2割の人が湿った耳垢を持つとされますが、世界的に見れば欧州やアフリカではほとんどが湿った耳垢を持ち、人間のルーツをたどれば湿式の方が古い遺伝子であると考えられます。

 

なので、日本人は比較的新しく変化した遺伝子を持っている人が多いということになります。

 

ところで、耳垢が湿るのは耳の穴にも汗腺があるからです。

ただし、耳の中にある汗腺は暑い時にかく汗がでるようなエクリン線汗腺ではなく、粘液性の汗を出すアポクリン汗腺です。

 

アポクリン汗腺は耳の穴の他、脇や陰部にも多く分布していますが、耳の穴だけにアポクリン汗腺が多いということはなく、耳にアポクリン汗腺が多い人はほとんどが脇や陰部でもアポクリン汗腺が多い傾向にあります。

 

 

これが湿型の耳垢を持つ人が多汗症・ワキガである可能性が高いと言われる理由ですね。

しかし、注目したいのは多汗症とワキガの違いです。

 

多汗症はあくまでも、汗がたくさん出てしまう病気であって、アポクリン汗腺からの汗よりもエクリン汗腺からの汗の量が多い場合があります。

また、多汗症にはいくつかの種類があり、局所的に汗をかきやすい人、全身に汗をかきやすい人、特定の原因があって汗をたくさんかく人まで様々です。

 

一方で、ワキガはアポクリン汗腺からの皮脂成分の分泌過剰が原因でニオイが発生してしまう病気なので、根本的に多汗症とワキガはまったく別の病気なんです。

 

 

ですから、耳垢が湿っているからといって多汗症であると断定することはできません。

ワキガについても、同じく断定はできませんが、耳のアポクリン汗腺の量が多いと脇にも多くアポクリン汗腺がある可能性は高いので、体臭はどちらかというと強くなる傾向にあると言える。

 

欧州の人たちが日本人にくらべて体臭が濃いのもそのためですね。

 

耳垢が湿っている人ほど多汗症とワキガが併発する傾向にある

多汗症とワキガは併発しやすいと言われ、特に脇汗がひどい人は、アポクリン汗腺からの汗もたくさん出ている可能性が高いです。

なので、耳垢が湿っていると多汗症とワキガの両方を疑うという構図ができてしまうのです。

 

しかし、耳垢だけでは判断はしきれませんので過剰に心配することのないようにしましょう。

多汗症は汗の量で気付くことが多いものの、ワキガは自分で気付くよりも他人に指摘されて始めて気付くこともあります。

 

気になる方は、クリニックで診断してもらうべきです。

 

まとめ

✅ 耳垢が湿っているのは、耳にあるアポクリン汗腺から汗が出やすいから

✅ 耳垢の湿りやすさと多汗症・ワキガの関係はあるが確実ではない

 

以上のことから、多汗症・ワキガの症状や悩みについては、専門のクリニックで診断してもらい、最も適切であるとする治療法を提示してもらうのが一番です。

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