あなたは今、服にできる汗シミのことをどうにかしたいと思っていますか?
新しい服を買いに行く時には汗シミのことなんか頭になくて、デザインがいいなぁと思って買ってみたものの、いざ着てみると汗でシミがすごく目立ってしまい着る機会がなくなってしまったということありますよね。
服の汗シミが目立つというのは、やっぱりちょっと恥ずかしい。
特に女性なら尚更です。
できることなら、汗シミが目立ちにくい服が欲しい。
そんなあなたに、ここでは汗シミが目立ちにくい服の選び方について色の法則を紹介しますので参考にしてくださいね。
汗シミが目立ちにくい服の色
服を選ぶ時に色を無視するという人はいないと思います。
よほどどうでもいい部屋着に使う目的のインナーなどは別として、デートに着る服、子供の参観日に着て行く服、ちょっとした旅行に着ていく服はデザインだけでなく色も重要ですよね。
人によっては ”自分に合う色” なども持っているかもしれません。
ですが、汗シミにおいては好きな色はとりあえず置いておきましょう。
汗シミが目立つ色、目立ちにくい色についてですが、色には濃淡というものがありますね。
答えから言うと、基本的には色が濃いものほど塗れた時の変化がわかりにくい傾向にあります。
その理由は光の反射なんです。
モノに色がある理由
汗シミが目立つ・目立たないの前に服を含め、モノに色がある理由から先に簡単に説明しておく必要があります。
色は太陽の光に様々な波長(色)の光が混じっていて、それらの光が反射して私たちの目に届くからです。
太陽の光の中には複数の色の光があるということを知る一番良い例が虹ですね。
虹がいくつもの色に分かれて見えるのは、光の屈折によって太陽の光の中に含まれるそれぞれの波長(色)の光が空気(水蒸気)に反射して見えているからです。
波長が変われば光の色も変わるのですが、普段、私たちが目にしている色というのはその物質が反射している色なんです。
例えば、赤色のリンゴは太陽の光の赤色の波長の光だけを反射しているから赤く見えるんです。
仮に緑色のりんごがあったとしたら、そのりんごは緑色の光だけを反射しているということです。
もしも、全ての波長の光を吸収するとその物質は黒く見えます。
逆に、全ての波長の光を反射するとその物質は白く見えます。
例えば、複数のカラーの絵の具を全部混ぜるとどんどん暗い色になり、やがて黒色に近づいていきます。
これも同じ原理で全ての色を吸収するようになるからですね。
よく、黒い色は熱を吸収しやすいというのを聞いたことがあると思います。
実際、小学生の頃に理科の授業で虫眼鏡を用いて黒い紙を燃やしたことがありませんか?
あれ、白い紙でも燃やせるんですけど時間がかかるんです。
黒は光を吸収しやすいし、光は熱エネルギーを持っているのでより多くの光を吸収しやすい黒が燃えやすいということを示しているのです。
服が塗れた時のシミの正体とは
では話を戻して、服が汗や水で塗れた時にシミとして色が変わって見えるその正体は何か。
答えは、服にしみこんだ水が光を吸収する分、色が濃く見えるということ。
光を吸収すればするほど色は黒に近づきます。
逆に、乾燥している白に近い淡い色というのは、多くの光を反射している色ということになります。
ところが、その淡い色の服が水を含んだ時、水が余分に光を吸収するため色が濃く見えるようになってきます。これがシミです。
もう1つ、服は繊維で出来ていますよね。
なので、乾いている服の表面は凸凹していて光を乱反射しやすい(明るく見えやすい)状態にあります。
そこに水が染み込むと、服の凸凹が少なくなって光の反射が減ります(光を吸収しやすくなる)。これによって色が濃くなるように見えるんです。
これが、もう1つの汗のシミの正体です。
ところが元々暗い色の場合、そもそも光をよく吸収しているから暗い色に見えるわけで、その色のシャツが水を含んだところで吸収する光の量はさほど変わりません。
ということは、目に見える色もさほど変わらないということ。
sponsored link
汗のシミが目立ちにくい色の服とは
結論から言えば最も汗シミが目立ちにくい色は黒や紺といったダークカラーということになるんですね。
例外としては、白色の場合は水分を含むと光の反射率が高まるため汗が目立ちにくいのですが、問題は透けてしまうという点。
中にインナーを着ている場合は問題ありませんが、暑い夏に下着が透けることに抵抗がある場合は避けた方が無難かもしれません。
濃い赤や緑はまだ汗シミはマシですが、明るい赤や緑になるとシミは目立ってしまいます。
具体的に汗シミにNGな色の服はオレンジ、グレー、ブラウン、カーキなんかはすごく目立つので、気になる人は避けたほうがよいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
服の汗シミが目立って気になる!というあなた。まずは服の色からコントロールしてみてはいかがでしょうか。ダークカラーがおススメですよ。
でも、あんまり暗い色ばかりの服だとちょっとファッションが楽しめなくなりそう。。。。
そんな時には汗対策用に夜塗って翌日サラサラ【デトランスα】なんかもお試しあれ。