多汗症の森田式治療法とは

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多汗症の治療に効果的であるとして「森田式治療法」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

多汗症の治療には、ボトックス注射、イオントフォレーシス、手術に飲み薬など色々な方法がありますが、森田式と呼ばれる方法はこれらとは全く別の治療法です。

そもそも、多汗症の原因には何か他の病気が引き金となっているものから、原因不明の遺伝性ではないかと言われるものまでいくつかあります。

多汗症が起こる主な5つの原因と対策法

その中でも、多汗症で悩む特に多くの人は精神性発汗だとされます。

精神性発汗とは、緊張するようなことや、恐怖や不安といった強迫観念による異常発汗を指し、精神的な問題であるため治療が難しいのです。

しかし、森田式治療法を使えば、精神性発汗を手術や薬を使うことなく緩和することができます。ここでは、森田式治療法とはいったいどのように行う治療法なのかについて紹介します。


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森田式治療法とは

森田式治療法の「森田」とは、精神科神経科医である森田正馬(もりた まさたけ)が精神障害・不安症・うつ病・神経質の改善を目的に考案したプログラムです。

元々は多汗症のための治療というわけではありませんし、あくまでも、精神性由来の多汗症にも適用することで効果が得られるということです。

そもそも、精神症(強迫観念など)では、大量に出た汗や臭いが気になるので、対処しようと行動する。すると、ますます汗や臭いに神経が行き、過敏に気にするようになり行き過ぎた行動の結果、症状がさらに悪化するという「負のスパイラル」に陥るのが典型的です。

一度、負のスパイラルに陥ってしまうとなかなか抜け出すことは容易ではありません。

気にするなと言われても気にしてしまいますからね。

きっと、あなたも思い当たる節があるのではないでしょうか。

森田式では、こうした精神的な負のスパイラルによる状態から脱出するには、自分で自分のことを気にかけさせる外的要因をシャットアウトすることが第一に必要であると説いています。

そのため、重度であると診断された場合は40~60日程度の入院を必要とします。

そうでなければ、通院でも可能。

森田式における4ステップ治療

森田式治療法では大きく4つのステップを踏みます。

特に、第一ステップは精神性発汗に陥る要因をシャットアウトするための重要な期間になります。

第一期

絶対臥褥(がじょく)期と呼ばれ、静かな個室で、食事やトイレの時以外は布団の上でただ寝かせるだけで、他のことは何もさせません。

外界の刺激、他人からの視線などを断ち切ることで、自分と向き合う時間を作ります。

この期間によって「過剰に気にしない」という精神状態を目指します。

第二期

第一期では主治医との面談・診察などもシャットアウトされますが、第二期からは面談も相談も始まりますし、外で軽作業する時間もとるようにされます。

ただし、あくまでも軽作業であり一日のうちで活動する時間は限られます。

この期間の目的は、個人の精神安定を目指すことです。

第三期

このステップになると、寝ている時以外は適度の休憩をはさみながら何かしらの作業をするようになります。

作業療法とも言われ、不安要素を気にかけないような状態に身を置くことで、あるがままの自分でいる時間を増やします。

社会生活復帰までもう少しです。

第四期

社会生活準備期になり、日常生活に戻れるよう集団生活の中でもこれまでのステップで得た状態を維持するための準備期間です。


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森田式治療法で大切なこと

考案者である森田正馬が特に繰り返していた言葉は「あるがままの」です。

精神性発汗は「あるがまま」の自分を受け入れられない状態であり、今の自分が「あるがまま」であると認められないという葛藤が生み出したものであるとされます。

自分を受け入れられないという心理状態が「あるがまま」の姿をさらに悪化させ、必要以上に汗をかくという状態になっています。

勘違いしそうになるのですが、森田式では決して「あるがまま」の自分を受け入れようとさせる治療法ではありません。

「あるがまま」の自分を「あるがまま」に気にしない状態になろうというのが目的です。

森田療法は慈恵医大精神神経科で積極的に取り組んでいるようです。

気になる方は、問い合わせをしてみては如何でしょうか。




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