多汗症に使う飲み薬「プロバンサイン」の効果と副作用

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顔や手、足などに大量の汗をかいてしまう多汗症。

その治療には様々な方法があり、外科手術は根治させるためには有効である反面、手術に対する不安や費用・時間の問題もあるかと思います。

そこで、思いつくのが飲み薬は無いのか?ということ。

そこで多くの人は多汗症に適用されるプロバンサイン(プロ・バンサイン)という医薬品に行きつきます。

きっとあなたも同じではないでしょうか?

プロバンサインはファイザー製薬から販売されている薬であり、多汗症に適用される唯一の薬となり、匂いはなく白色をしていますが、極めて苦い味がします。

その反面、間違いなく効果はあります。

そのためか、時々、個人輸入によって使用しているという人がいるようです。

しかし、プロバンサインは薬効分類ですと抗コリン性鎮痙剤(いわゆる神経系に効く薬)なので副作用の心配が残ります。

医師の診断のもと、しっかりと管理されて使用しないと思わぬ事態に見舞われる可能性もありますので、個人輸入はおススメできません。

ここでは、プロバンサインについての情報をお伝えします。


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プロバンサインの効果

多汗症の他には胃腸系の炎症や潰瘍にも適用されますが、いずれの効果もプロバンサインの抗コリン作用によります。

抗コリン作用とは自律神経の1つである交感神経から放出される神経伝達物質(アセチルコリン)の働きを抑制する作用を指します。

「汗を出せ」という指令は交感神経からアセチルコリンが分泌されることで実行されるわけで、プロバンサインを服用することで汗が出るのを一時的に抑制することができます。

通常、1回1錠(15mg)を1日3~4回服用しますが、年齢や症状によって適宜服用量を調整します。効果がでるまで、服用してから1時間以内と即効性が高く、局所だけでなく全身の汗に効果があります。

基本は頓服として、必要な時のみ服用してください。

持続時間は人にもよりますが平均して3時間程度まで、長くて5時間くらいです。

多汗症においては常時、毎日のように服用するものではありません。

皮膚科でも常用することは推奨しておらず、あくまでも頓服で必要な時だけの使用に留めておくことが望ましいとされます。

先ほどにも述べたように副作用の懸念は払拭できないこともお忘れなく。


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プロバンサインの副作用

プロバンサインは「薬」ですから、やはり効能効果よりも副作用について知っておかなければいけません。

しかも、プロバンサインは交感神経の神経伝達を遮断する作用を持つため、人によってはそれに伴った副作用が出やすくなります。

最も多いのは排尿障害、便秘と口渇(のどの渇き)で、確率的に5%程度です。

次に多いのは、不眠や頭痛、腹部膨満感などが1~5%の確率で起こっているようです。

そして、ここにない副作用としては薬によって強制的に汗を止めることになりますので暑い夏場に服用すると体温調節ができずに熱中症にかかりやすくなります。

汗の機能は体温を下げることにありますので、夏はできることなら制汗剤などで対処したほうがよいかもしれないですね。

汗をかく理由~体温調節の基礎知識~

高齢者では薬物代謝機能が低下していますので、こうした副作用が強く出る場合があります。なので、あまり多用するのは勧められません。

また、妊婦や乳幼児には安全性が確立されていないので使用は控えてください。

プロバンサインを服用してはいけない人

プロバンサインが持つ抗コリン作用のため、以下に該当する人は服用禁忌とされています。

医薬品添付文書にも赤字でしっかりと「禁忌」と明記されていますのでくれぐれもご注意ください。

緑内障患者前立腺肥大による排尿障害がある人

重篤な心疾患がある人

麻痺性イレウス(腸閉塞)がある

また、他に薬を服用している場合に飲み合わせによって副作用が出ることもあります。

特に飲み合わせに注意すべき薬剤については下記の通りです。

  • 三環系抗うつ薬(イミプラミン、アミトリプチリン、フェノチアジン系薬剤、プロクロルペラジン、クロルプロマジン、ジエチルペラジン等)
  • モノアミン酸化酵素阻害剤(MAO阻害剤)・・・うつ病やパーキンソン病に使用することが多いです。
  • 強心剤(ジゴキシン、メチルジゴキシン)

細かいことは分からないかもしれませんので、もし何かお薬を服用している場合は医師にご相談ください。

プロバンサインの入手法

プロバンサインは個人輸入でも手に入れることができます。

オオサカ堂

しかし、個人輸入の場合、服用における全ての責任は自分で負わなければなりませんし、そもそもが適正量を適正なタイミングで服用できているかは判断できかねませんので、あくまでも自己責任でお願いします。

おススメするのは、病院を受診して処方してもらう方法。

病院を受診する場合には、多汗症などを専門に取り扱うクリニックがおススメですが、お近くの病院でもかまわないと思います。

何科を受診したらよいか分からない場合は、基本的には皮膚科です。

多汗症かもしれないあなたは何科の病院に行けばいいのか?

病院を受診してから処方してもらう方法をおススメする理由には、多汗症には原因不明のものもあれば、特定の疾患が原因となっていることがあるからです。

汗がたくさん出る原因が他にあるのに、無理にプロバンサインを利用して後で大変なことになっても困りますよね。

ですから、プロバンサインをもらう前提で受診するのではなく、最良の方法を医師から聞くことが大事です。

多汗症が起こる主な5つの原因と対策法

時には、精神的なものだと軽くみられることもありますが、その時は納得がいかないでしょうからセカンドオピニオンとして面倒ですが別の病院にも行ってみてください。

その時には、是非専門クリニックをおススメします。

多汗症の治療実績が豊富で全国に店舗があるクリニックとしては東京美容外科がおススメです。

無料カウンセリングも受け付けていますので、まずは相談してあなたに合った治療法を探してもらいましょう。

もしかすると、プロバンサインを使うよりも良い方法があるかもしれません。